2026年発見誌5月号
<巻頭言>第二の人生を自己研鑽のステージに
「相手の自由な考えを尊重する」という姿勢は大事な事と思っています。森田理論はこうだからとか、自分をこうして良くなったからこうしなさいとか、ともすると押し付けるアドバイスに陥っているケースがあります。相手の気持ちを考えて、尊重することが集談会の基本であることを改めて理解できました。
<名文発掘>個人の前進と集談会の関係(上)
集談会とは何か、幹事会、集談会の在り方について長谷川先生の考え方が書かれていました。
「森田理論学習は単に症状や悩みを解消するためのものでなく、人間らしい生き方を導く生涯学習としてとらえる」ことは、社会の中でより良く生きていくための指針になると理解できました。
「マンネリズムの危機とその克服」の項目では、常に新しい課題に挑戦することを忘れてはいけないこと、常にテーマを見つけ行動していくことが生きていくために大切なことが理解できました。集談会の活性化に繋がることですね。集談会の活動が時々、マンネリになっても仕方がないかな?と思っていましたが、マンネリが長く続くような時に以下の文章を思い返してみます、
「常に新たな課題に挑戦して、そのエネルギーを建設的に発揮していかなければ生活を空しく感じる。空しくなると人に対しても自分に対しても不平不満が多くなり、自己中心的になって生活内容が貧しくなる」
<わたしの森田人間学>「森田理論を深める」(1)
山中先生が神経症に陥った経緯が細かく書かれていました。私も小学生?の時に同級生の葬式から「死の恐怖」に囚われたことを思い出しました。今考えると神経質性格は小さい頃から持っていたんだなと思いました。この性格があるキッカケ(仕事上のストレスなど)で表に症状が出て、囚われてしまうのかもしれませんね。そしてうつ状態になっていくのは皆、同じかもしれませんね。先生の克服経緯について次回のお話も楽しみにしています。
<体験記>書痙・対人恐怖・視線恐怖
書痙の症状があってもなんとか仕事をこなして、自身の強みである責任感の強さや真面目さが仕事に役立ったのに、朝礼の講話のことで辞めざるをえなかった経験は、たいへん辛い思いだったと察しました。本屋で「森田式精神健康法」を知ったこと、私もそうでした。この本も絶版になっているらしいですね。
「森田を学んで」の項目では、
①「かくあるべし」で自分を縛っていた。 ②完璧主義 ③欲望と不安は表裏一体 と項目ごとにY・Nさんの考え方がいろいろ書いてあって良かったです。
また「別の世界が見える」と積極的に代表幹事を引き受けられて、新しい課題に挑戦されたことに高く評価します。
「ありのままの自分を出すほうがむしろ人との関係はうまくいく」という言葉が心に残りました。また神経症のことをご主人に言っても言わなくも、同じことかもしれませんが、あまりこだわる必要もないのではと思いました。
<集談会・ヒント集>
集談会を活性化せるヒントを貰っています。SNSを使いこなすのは、なかなか難しい年代ですが、できるだけ利用できるように心がけたいと思います。山口集談会ではHPの作成やLINEでの連絡網などの整備を行いましたが次に何をするか検討中です。
<各地の活動から>
・「東関東支部一日学習会IN水戸」
「事実本位のサイクル図」①見つめる ②感じる ③動く ④気づく
事実を見つめて、そこから感じて、動いて、そして気づくの説明、なんとなくわかりました。
理屈で理解しないで、感じて受け止めることの訓練が我々にはたりないのでしょうね。
・「森田人間学読書会」のよろこび
集談会の話し合いばかりではなく、じっくり教材を読み込むことで気づきができることも大切なことですね。自分の「かくあるべし」に気づくだけでいいのですねという感想が良かったです。
<パニックなわたしの森田な日々>
「吃音症」「対人恐怖」に悩んだはるさめさんの連載を楽しみにしています。
所々で文字での説明があったのも良かったです。
「過去の事実の「意味付け」を変えることで、今までの人生が肯定できる」という言葉は心に残りました。事実は変えられないが、意味付けを変えること(気づき)が大事で、前向きに生きていけるようになることを理解できました。
<生ing セイ・イング>森田療法Ⅳ②
森田療法の基本的な考え方を改めて確認できました。
①強迫性障害、社会不安障害、パニック障害といった神経症を発症する人は共通の性格傾向として内向的、過敏、完璧主義、自己内省的といった神経質な性格を持っている。
②森田療法では、心の不安を異常なものとして取り除くのではなく、誰にでもある自然な感情として受け入れるという考え方
③病気の不安に対する裏には、健康でありたいという欲求が存在するように、不安と生の欲望は表裏一体であり、その事実を認め本来の欲求に乗ってなすべきことをなしていくという自分らしい生き方を実現させていく。
④森田療法の「あるがまま」の姿勢とは、不安を自然な感情として受け入れ、同時に不安の片面の欲求(生の欲望)に従って建設的な行動をする姿勢。
以上、書き出してみました。
<つながり> 今、ここに生きる
死を迎える時期が近づいた高齢者の自分にとっては、たいへん良い企画でした。
「死生観」が自分にとっては、今大きなテーマとなっています。いかに死んでいくか(修道者のように?)ばかりを考えていましたが、そんなことより「今日という一日を精一杯欲張って懸命に生きる」ことに視点をおくべきであることが理解できたように思います。
自分も心臓手術の経験があるのでM・Iさんの手記や「死があるからこそ、生が輝く」の言葉がたいへん勉強になりました。ありがとうございます。次回(人生会議)も楽しみにしています。
<学習会報告>
「思いを文字にすることは、最初は戸惑いもあるが、次第に自分の感情を感じること、そこに向き合うこと、ありのままの自分を感じることにつながっていく」という文章が印象に残りました。症状に囚われていると感じることが弱くなるのかも?と思いました。このため感情を文字にすることは重要なことかもしれませんね。
<中高年のひろば>
同じ年代の仲間の手記で大変、参考になりました。
「こうでしかない自分」を肯定しつつ、生の欲望の強い「こうでありたい自分」を少しづつ「こうでしかない自分」のなかに生かしていくこと、そして症状があっても今やり続けること、という文章が印象に残りました。ありのままの自分を認めてお互い、健康に気を付けて今を大切に、欲張って生きていきましょう!!