発見誌3月号より

2026年発見誌3月号
<巻頭言>神経質性格を生かす
執着心や完全欲を生かした教材作りに感心です。間違えることや失敗することが大事と理解してくれる先生に出会った生徒は、知識が増える勉強の楽しさを知ることができるのかなと思いました。間違えることや失敗することの大切さを知りました。

<名文発掘>大乗的森田療法(上)
大乗仏教、小乗仏教に引っ掛けて神経症についての心理状態を説明されていて、大変よくわかりました。神経症で悩んでいる時は自分のことばかりで、他の人がどれくらい自分のために迷惑しているかどうかは、眼中にないですね。自分の言動に周囲の人がどのように心配し、悩むかということを頓着しないですね。自分が悩みから解放されて、他人の悩みの解放に役立つようにする態度にならないと本当に治ったとは言えないのかもしれませんね。
「不安というものがあらざるを得ないんだから、それを受け入れて不安に刺激されて努力するんだ」という言葉は、印象に残りました。

<わたしの森田人間学> 「強迫観念」の体験を語る(9)
森田正馬全集・第五巻の一部の紹介、たいへん興味深く読みました。
「生死する生命の本質」に思いを馳せると「生きるとは何か」を教えてくれる哲学的な内容もあることがわかりました。「こころの自然に服従」で「自然に服従、境遇に柔順」がより分かり易くなりました。また「心身同一論(こころとからだは一体)」から「生と死は同一のことがらの両面」から「欲望と不安」「感情と理知」「主観と客観」「自力と他力」などの両面観が生まれたのかと思いました。「わたしがわたし自身そのものを生きる」の言葉は「生と死」を考える年代の今、「今を生きる」という気持ちを強く持つことができました。森田を生涯学習にして良かったと思いました。

<体験記>森田療法で変れた私=対人恐怖、乗物恐怖
特別対談など発見誌によく登場するTさんの体験記でした。ある日突然、自信を失い神経症が発症するケースは、仕事で燃え尽き症候群になり、心身共に自信を失い、周囲を気にしていた過去の自分を思い出しました。自分もTさんと同じように、勝手に自己像を作り上げていて、それにとらわれていました。偶然、長谷川先生の「森田式精神健康法」に出会い、自分の神経質性格に気づいた次第です。この体験記を読んで自分自身を振り返ることができました。感謝します。
「症状の泥沼に陥った原因は、ショックで自信を無くした時なら誰にでも起きるうるような体調の変化や不安な気持ちを誤った認識により、あってはいけないものとして治そうと不可能な努力した。」「症状には逃避の役割がある。」などの文章が心に残りました。

<お悩み相談>
金縛りのとらわれを例として森田療法を分かり易く説明されていました。
① 恐怖をそのまま受け入れる。恐怖を感じながらも横向きに寝直すしかない(認める)
② 恐怖心を感じながらも「今やるべきことを自分ができる範囲で懸命にやる(あるがまま)
と要約されていて良かった。すべての不安、恐怖、すべてのとらわれ(症状)に役立つ文章でした。ありがとうございます。


<パニックな私の森田の日々>
依存症の人は完璧主義が強いのでゲームに勝つまで、自分が満足するまで没頭していますのですね。結果としてお金が尽きるまで没頭することがよくわかりました。神経症のまっただ中の人は四角四面の考え方に陥っているのかもしれませんね。ゆるキャラも必要なのですね。神経質性格を改めて勉強できました。

<各地の活動から>田所重紀先生特別講話
田所先生の笹舟モデルは、過去、発見誌にも掲載されたのを覚えています。笹舟モデルを見て「自然に服従し、境遇に柔順なれ」を図式化したのかな?と思いました。図式は人生哲学を表していて、このように生きていければなあと思ったりしたことを覚えています。

<生ing セイ・イング>森田療法Ⅳ①
森田療法の日記療法についての解説でした。日記を見ながらの面談であれば、治療者と患者との係わりも深くなり、良い方向にむかっていくのかなと思いました。また日記療法がもたらすメリットの記述は、普通の人にとってもメリットがあり毎日、日記をつけることの大切を教えてもらいました。
・頭の中の考えが整理できる。 ・自分を振り返り内省するきっかけになる。
・感情を自分でそのまま受けとめる態度が養われる。 
・自己洞察が深まり、自己受容につながる
などは、自分自身だけでもできることかなと思いました。

<学習会参加報告>
「私は神経質者としてこれからもいきていいくしかないんだ」
「どうせ自己中心的ならば、私はもう少し自分を信じてみても良いのかもしれない」
など心に残る言葉があり、皆さんそれぞれ、色々な気づきができているんだなあと思いました。

<森田療法とともに世界へ>
先月号でウクライナ戦争下、森田療法が活用されていることを知りました。そして今回、ウクライナ教師への心理支援について、もう少し知ることができました。
「戦争という現実は変えられない。だからこそ自分のあるがままで生きてよい」「休憩を含めた小さな建設的行動を重ねていく」
戦争という強烈なストレスの中で森田療法が少しでも役立つことを願っています。
不安や恐怖の状況の中でいかに前を向いて生きていくかの命題は、なにも神経症の人だけのものではありませんね。

<中高年のひろば> ゴッホについて
ゴッホについて弟家族が絵を世に出すことに尽力したことを初めて知りました。
ゴッホは対人が苦手、不器用、繊細、自己肯定感の低さ、その反面、生の欲望、自己主張の強さのアンバランスから独特の絵が生まれるのですね。その人の個性を認めてあげることが大切ですね。


参考資料です

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