発見誌4月号より

<巻頭言>「仲間」・「繋がり」・「絆」を次の世代へ
人それぞれ、集談会への思いに違いがありますが、仲間との繋がりを持ち絆を大切にしたいと思うことで集談会は成り立っているのかもしれませんね。「人を気軽に便利に幸せにするためには、自分が少々悪く認められ、間抜けと見下げられてもよいと大胆になれば、初めて人から愛され善人ともなれる」という森田の言葉が印象に残りました。

<名文発掘>手の震えはあるがままに(下)
神経質性格(自己内省、執着性、感受性、完全欲)の悪い面ではなく、良い面にしっかり
眼を向けることができるようになると、前向きな行動ができるようになることが理解できました。そして行動の原則・積極的生活のチェックポイントで「問題は何か、原因はどこに、どんな解決方法が自分にできる最もよい方法は、選び出したらすぐ実行に移す」を思い出すことができました、積極的な行動ができるようになるまではいろいろな苦労があったのではとも思いました。

<体験記>私と森田と集談会
集談会出席の意味が沢山、書いてあり集談会への愛を感じました。その中で
・悩んでいる(いた)と同じ場を共有し、その場のエネルギーも共有することで体で感じ無意識的に軌道修正できる場所
・森田先生という他人軸を盲信(かくあるべし)するのではなく、実際に自分が経験されてきたことを「事実唯真」という自分軸として自身を持って生きていく
などの文章が心に残りましたが、
「なんとなく集談会へ行っているというくらいが気負いもなくちょうど良いのかもしれません」が作者の気持ちをよく表しているのかなと感じました。そして筆者の言うように、集談会は「いろんな話題が出て、考え方が広がればよい、人によって森田以外にも何かその人らしく生きられる、土台は森田でその上にいろいろなエッセンスを散りばめて、その人らしく成長できる場所」でありたいと思いました。

<私が初めて集談会に参加した日>
同じ九州支部の方の手記でした。コロナ感染の時期に何とも言えぬ不安から神経症を発症した人もいることを知りました。あの時期のことを忘れてはいけませんね。集談会に出席してだんだんと神経症から解放されることを願っています。

<集談会日記>
よその集談会がどんな運営をしているか、興味がありいつも読んでいます。「私と森田・私と集談会」は、良いテーマだなと思いました。そして「とにかく気楽な集談会を目指す」という言葉に印象が残りました。

<各地の活動から>「南條幸弘先生特別講話」報告
歴史的な人物である紫式部が神経質性格のお陰で「源氏物語」が完成したことや、編集後記にもありましたが徳川家康も神経質性格であったなど、たいへん興味が湧きました。
神経質性格を生かすことに眼を向けることが大事であると思いました。

<はっ犬くんオリジナル森田を読む>
「自欺」「向上一路」など森田的言葉を知ることができました。自分の心を欺かず、深く正確に認識していくことが大切で、それが自覚であるとありましたが、等身大の自分を認めることかなと思いました。不安や雑念があっても、今の自分を認めて前を向いて進むことかもしれませんね。

<パニックな私の森田な日々>
最終章は、hitominさんの森田への思い(持論)が書いてあり、たいへん勉強になりました。
人生には、自分の力ではどうにもならないことがたくさん起こる。それでも何とか解決したり受け入れたりしながら生きていかなければならない。その時に森田の考え方は大いに役立つとの見解、すばらしいと思いました。私もその考えで「生涯森田」を実践していきたいと思いました。ありがとうございます。

<生ing>ホームページから学ぶ 森田療法Ⅲ②
体験談を読んで、いつも感じることは、不安は、一旦棚上げ(そのままで)して仕事や日常生活を丁寧にやるという生活をひたすら繰り返すことで、症状のとらわれから解放されていくのだなあと思います。これには時間がかかるのかもしれません。治すのは、その人自身であり、集談会はそのお役に立てればと思いました。

<私らしく生きる>
発見会にも変わった経歴の人がいるんだなあと思いました。たしかに対人恐怖であれば、人と接しない(パチプロ)で生活費を稼げれば、それでよいのかもしれません。何かのきっかけでお店(卓球ショップ)を始められて、接客にやりがいを感じているとは、かつて対人恐怖だったとは思えませんね。頑張ってください。

<これから先のこと>
なんとなく筆者の温かさを感じる文章でした。こんな文章を書きたいなあとも思いました。
これから先のことは、誰もわかりませんよね。「とりあえず目の前のことに手を付ける。これから先もずっとそれが続いていきそうです」に森田を実践されていることを強く感じました。

<ひろば>
雑学博士の九州支部長のYさんの寄稿でした。いつもいろんな情報をありがとうございます。これからもたくさん教えて下さい。

<その他>
山口県の仲間がモニター欄に寄稿がありました。いろいろな経験や特技(パン職人)をもっていることを知りました。朝ドラの「あんぱん」を楽しく見ています。

参考資料です

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